モンゴルの民話スーホの白い馬のお話は、馬頭琴の成り立ちの話として、多くの日本の人々に親しまれています。小学校の国語の教科書に取り上げられているほどです。(大塚勇三:再話 福音館書店)(小学校2年生国語教科書 光村図書

この物語が生まれたのは、中国・内モンゴル自治区の旧チャハル地方と言われています。現在はシリンゴロ地方と呼ばれ、草原のとても美しい遊牧の盛んなところです。(「シリンゴル」ともいわれます)

シリンゴロ地方出身のリポーがこの物語を初めて知ったのは、8才程の頃でした。この時リポーはまだ馬頭琴を手にしていませんでした。10才の時おじいさんの手作りの馬頭琴で手ほどきを受けたのが、馬頭琴との出会いだったそうです。

そんなリポーが内モンゴルで馬頭琴演奏家として成功し、日本へ来て一番驚いたことはスーホの白い馬」の民話を本当に多くの人が知っていて、また愛されていると言うことでした。そして同時に、聴衆の皆様からスーホの白い馬を弾いて欲しいとリクエストされたことでした。

しかし、「馬」の曲はたくさんあっても
スーホの白い馬の曲は存在しませんでした。
リポーは、内モンゴルに帰国後、この物語の筋が目に浮かぶようにと一つの曲を作曲しました。それが
叙事曲スーホの白い馬という曲です。※1

故郷の物語であるスーホの白い馬との関わり、そして馬頭琴演奏家として今何をすべきか・・・・・リポーは1995年、演奏活動の拠点を日本へ移す決意をしたのでした。
日本で活動して5年目、2000年に彼は、(叙事曲の他に)子どもたちに歌ってもらえる「スーホの白い馬」のを作ろうと、日本の子どもたちに呼びかけました。すると、全国の小学生からメッセージが、手紙、詩、感想文、俳句、絵など様々な形で送られてきました。
そして、リポーの作曲で歌は完成しました。※2
今の殺伐としたニュースが飛び交うこの世の中に、リポーは
「スーホの白い馬」の歌が浸透して行くことを心から願い、モンゴルと日本の子どもたちの文化の交流をはかる第一歩を踏みだしたのでした。


この歌は、モンゴルで生まれ、草原を愛し、馬頭琴を愛した彼だからこそ作ることができました。この歌を教わると、子どもたちはすぐに覚え、そしてきっと大好きになります。

       小学校で子ども達とこの歌を一緒に歌う機会が度々あるのですが、ある時、ひとりの女の子が
       私たちの元に来て
「わたし、この歌が大好き。この歌を歌うと胸がきゅんとなるの」と
       訴えたことがありました。今でもその眼差しが忘れられません。
※3

この歌は、
2005年の愛・地球博(愛知万博)の閉会日に歌われました。9月25日、EXPOドームでの閉幕を記念するコンサートで、服部克久指揮のオーケストラをバックにリポーが馬頭琴を弾き、150人の少年少女合唱団によって歌われたのです。
この歌が、「スーホの白い馬」のお話と 馬頭琴の音色とともに、これからも子供たちに愛され、歌われ続けていくこと私たちは願っています。

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※1 コンサートなどで「スーホの白い馬」を語りつきで演奏すると、多くのお客様から「とても感動した」と好評をいただいております。ただ、叙事曲なので語りはあるのですが、いわゆる歌詞はありません。

※2 この歌づくりについて もう少し詳しくまとめた「スーホの白い馬」の歌完成の経緯もご覧ください

※3 リポーに馬頭琴を教わっている生徒で「サランモル(月の馬)」という名のグループを作りました。小学校などで「スーホの白い馬」の学習に関連して、モンゴルの文化や馬頭琴を紹介する活動をしています。子どもたちはとても喜んでくれます。
詳しくは馬頭琴基金会とサランモルのサイトをご覧下さい。



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